2026年2月16日月曜日

【Java進化史 第18回】Java8 〜「@」も読めなかった日

【Java進化史 第18回】Java8 〜「@」も読めなかった日〜

若手のコードを見たとき、
固まったことがある。

-> が読めない。
Streamも追えない。

そして、やたらと出てくる「@」。

なんじゃこれ?


■ @ は何者か

調べてみると、
これは「アノテーション」という仕組みだった。

コードに“意味”を追加するための印。
処理そのものを書くものではない。


@Override
public String toString() {
    return name;
}

「ちゃんとオーバーライドしていますよ」
という宣言だ。

もしメソッド名を間違えれば、
「それ、オーバーライドになっていませんよ」と
コンパイル時に教えてくれる。

人間のミスを減らすための仕組みだ。


■ いつからあったのか

アノテーションは、Java5から存在している。

つまり、
私が気づかなかっただけだ。

だがJava8で、
その世界は少し広がった。


■ Javaで使える主なアノテーション一覧(〜Java8)

アノテーション 用途 利用可能バージョン
@Override 正しくオーバーライドしていることを示す Java5〜
(※Java6からインターフェースにも適用可)
@Deprecated 非推奨であることを示す Java5〜
@SuppressWarnings コンパイラ警告を抑制する Java5〜
@SafeVarargs 可変長引数の安全性を保証する Java7〜
@FunctionalInterface 関数型インターフェースであることを示す Java8〜
型アノテーション
(@Target(TYPE_USE))
型そのものにアノテーションを付けられる Java8〜

こうして並べてみると、
Java8で増えたものがある。

@FunctionalInterface と、
型アノテーションだ。


■ 型にも付くようになった

Java8から、
アノテーションは「型」にも付けられるようになった。


List<@NotNull String> names;

これまでは


@NotNull List<String> names;

こうだった。

前者は「namesがnullではない」。
後者は「リストの中のStringがnullではない」。

守れる範囲が、少し細かくなった。


■ 読めなかった理由

若手は、これを普通に読む。

私は止まった。

-> と同じくらい、
@ も読めなかった。

だが分かってしまえば、
やっていることはシンプルだ。

コードに意味を足しているだけ。

Java8はラムダだけではない。
@ の世界も、静かに広がっていた。


■ 次回へ

Java8で追加された @FunctionalInterface。
これはラムダと深く関係している。

Javaはどこまで「関数型」に寄ったのか。
次回、そこを見ていく。





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