2025年9月15日月曜日

The Impacts of Low/No-Code Development on Digital Transformation

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The Impacts of Low/No-Code Development on Digital Transformation

and Software Development 

のキモの部分を読んで、勉強してみたいと思います。

概要


Low/No-Code 開発は、ビジュアルに、ほとんど、あるいは、全く

コードを書くことなく、ソフトウェアを開発するもの。

これを使えば、ITのプロフェッショナルでない人が、コードを書くことなく、

迅速な開発ができる。

Low/No-Codeは、将来のソフトウェア開発やDXへ大きな影響を与えることが分かった。


1.イントロ


企業や組織はマーケットの要求に対応するためのツールを必要としている。

Low/No-Code開発は、ビジュアルなソフトウェア開発で、

ドラッグ&ドロップやコンポーネントを接続するだけで、

モバイルアプリやWebアプリケーションを作ることができる。

Low/No-Code開発は、多くの利点があるものの、

次のような観点から、利用を控えるむきもある。

・ベンダーロックイン

・柔軟性の欠如

・セキュリティへの不安

・スケーラビリティ

しかし、柔軟性やスケーラビリティ、セキュリティは克服されてきている。

メリットと制限


(1) メリット

Low/No-Code開発で達成しようとするゴールは、数多くある、

変化への対応の改善、スキルを持つ人への依存を下げる等である。

(1-1)迅速さ

Low/No-Code開発は、アプリケーションを視覚的に作るため、

プロトタイプも容易につくれ、テストも迅速にできる。

Low/No-Codeを利用している多くの企業でアプリケーションの開発スピードが、

5~10倍になったという。

(1-2) 市民開発

市民開発は、IT部門に認められた開発者が、ツールを使って、

アプリケーションを開発し、配布すること。

市民開発では、プログラミングす来るは不足しているものの、

他のフィールドでの知識や経験は、豊富である。

これを生かして、必要なアプリケーションを作っていく。

(1-3)セキュリティ

 Low/No-Code開発プラットフォームは、シャドーITのリスクを低減することに役立つ。

IT部門がデータやアプリケーションをコントロールすることで、セキュリティを担保する。

Low/No-Codeプラットフォームの中で、利用されるコンポーネントやブロックが、

セキュアで、再利用可能で、最適化されていれば、それをまた利用したアプリケーションも

セキュアで最適化されたものになる。

Low/No-Codeプラットフォームの利用は、セキュリティテストの時間を短縮する。

ブロックなどのテストが不要なためである。

(1-4) 保守性

Low/No-Codeプラットフォームは、集中的で単一の環境を提供するため、

複雑性やアプリケーションの保守等のむつかしさを減らす。

さらに修正するコード数も少ないことが保守性を向上させる。

(2) 制限

組織が、Low/No-Codeプラットフォームを採用したない理由には、次がある。

(2-1) 知識の不足

(2-2) ベンダーロックインへの懸念

(2-3)セキュリティへの懸念

(2-4)カスタマイズや柔軟性に関する懸念

Low/No-Codeのビルディングブロックは、固定されていて柔軟性があるとは言えない。

Low/No-Codeで提供されていない機能を開発しようとすると、時間が必要となる。

一貫性や柔軟性を担保することは、難しい。

(2-5) スケーラビリティに関する制約

Low/No-Codeは小規模なアプリケーションで利用されることが多く、

大規模で複雑、クリティカルなアプリケーションで利用されることは少ない。

それは、スケーラビリティの不足のためである。

(2-6) セキュリティに関する懸念

Low/No-Codeプラットフォームベンダーへ依存すると、データやコードが自組織で

コントロールできなくなる。さらにプラットフォームベンダーがGive Upした場合、

それ以降のセキュリティUpdateはなく、自組織で対応する必要がある。

(2-7) ベンダーロックイン

結論


DXのためにLow/No-Code開発は必要となってきた。

DXが進につれ、ビジネスアプリケーションは、より複雑で専門的になっていく。

Low/No-Code開発は、アジリティ、フレキシビリティ、カスタマイズ対応などに

効果がある。プラットフォームは、セキュアなブロックを提供するが、

データアクセスやソースコードのアクセス制御の不足が、セキュリティ上の問題

を引き起こす可能性がある。

作られたコードのメンテナンスは容易であるが、ベンダーロックインの懸念がある。

Low/No-Code技術にも、改善点は多い。

現在のLow/No-Codeのプラットフォームマーケットを見ると、

AIとMLへの取り組みがキーとなりそうだ。Low-Codeから、No-Codeへの進化も

キーとなりそうだ。




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アルゴリズムの考え方

総当たりアルゴリズム すべての場合をためし、解を求める。 近似アルゴリズム  ・正解に近い解を探す ・正解との誤差がある範囲におさまると保証されているものを  精度保証付アルゴリズムという。 ・精度の保証のないアルゴリズムを、発見的手法(ヒューリスティック)    という。