2025年9月6日土曜日

モジュールの強度と結合度

モジュールの強度

・1つのモジュール内に存在する命令の凝縮度のこと。

・「弱いもの→強いもの」の順に、次の区分がある。強い方が良いとされる。

(1) 暗号的

複数の関係のない機能を実行する。

(2) 論理的

関連したいくつかの機能を含み、そのうち1つが外部から呼び出される。

(3) 時間的

関連の薄い機能を逐次実行する。初期処理など、実行時期が一致している。

(4) 手順的

複数の逐次的な機能を実行する。

(5) 連絡的

手順的に加えて、同じデータを処理するものをまとめる。

(6) 情報的

特定のデータを扱う機能をまとめる。

複数のエントリーポイントを持ち、1つのエントリーポイントは、

1つの機能を実行する。

(7) 機能的

すべての要素が1つの機能を実行する。


モジュールの結合度


・モジュール間の関連性の尺度。

・「強いもの→弱いもの」の順に、次の区分がある。弱い方が良いとされる。

(1) 内容結合

他のモジュール内のデータを直接参照する。

(2) 共通結合

共通のデータ構造を直接参照する。

(3) 外部結合

宣言してあるデータの参照。個々のデータ項目の参照。

データ構造がない点が、(2)と異なる。

(4) 制御結合

制御要素(スイッチ等)が、パラメータとして渡される。

(5) スタンプ結合

2つのモジュールが同じデータ構造を共有する。

(6) データ結合

2つのモジュール間のインターフェースを、

パラメータの受け渡しだけで行う。




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アルゴリズムの考え方

総当たりアルゴリズム すべての場合をためし、解を求める。 近似アルゴリズム  ・正解に近い解を探す ・正解との誤差がある範囲におさまると保証されているものを  精度保証付アルゴリズムという。 ・精度の保証のないアルゴリズムを、発見的手法(ヒューリスティック)    という。